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ボーカルミックスでよく使うプラグイン

更新日:2020年9月16日

今回はボーカルミックスでいつも使っているプラグインと、その使い方について書いてみます。


●ALLOY2 / iZotope

少し古いプラグインですが、エキサイターをたまに使います。

目的としては、クリア過ぎるボーカルを馴染ませる用途です。


レコスタで真空管マイクやコンプなどで歪み感も含めてコントロールして録ったものであれば、あまり使いませんが、ミックスのみの場合など宅録ボーカルをオケに混ぜる時には歪み感が大事になってきます。


●AR-1 / Kush Audio

軽くコンプとして使うのと、こちらも歪み感と明るさをコントロールするのによく使います。


少し歪みが強いですが、ブレンド具合を調整したり、オーバーサンプリングを入れても印象が変えられます。


●1176LN Rev E / UAD-2

1176特有の癖はつきますが、個人的には好きなコンプです。


UAD-2では1176が5種類(Legacy含む)ありますが、このリビジョンはどっしりめな印象です。明るくしたい時はRev A、スムーズにしたい時はAEを使うことが多いです。


●Harrison 32C / UAD-2

これはボーカルの他にも、シンセやピアノなどでもよく使うEQです。

適度な歪みも付きますし、高域を持ち上げた時のかかり方が気持ち良いです。美味しいポイントをついた4バンドというところも使いやすいポイントです。


●Pro-Q3 / Fabfilter

ミックス後半での微調整で使ってます。色もつかず、またダイナミックEQとしても使えるので重宝します。


fabfilterは全般的に視認性も良く、軽いのも魅力です。


●Lexicon 224 / UAD-2

密度感があって、リバーブをしっかりと聴かせたい時に使ってます。

さらに綺麗な感じだと480Lも好きです。聴いたことのある感じの音になります。笑


●little microshift / soundtoys

少しだけワイド感をプラスするのにAUXトラックに挿して使います。

かけ過ぎるとシンセチックな音になるので、ほんの少しです。


●TAPE ECHO / T-RACKS

馴染ませる用途のディレイとして使ってます。EP34 / UAD-2と使い分けることが多いかな。

後段にEQを入れてローカットしてます。


●STUDER A800 / UAD-2

ボーカルをまとめたBUSトラックに入れて使います。

すでに歪み感が必要なければ入れません。


少し歌が前に出てくるようになって気持ち良い歪み感があります。


●SOLID BUS COMP / Native Instruments

こちらもボーカルBUSに入れて、声モノ全体を馴染ませるイメージです。

リダクションはほんのわずかにすることで、コンプレッションを感じさせないように馴染ませてます。



実際にミックスしたとある楽曲のボーカルトラックに挿していたプラグインをご紹介しました。


プラグインはあくまで欲しいサウンドを作る手段です。それぞれの歪みやかかり方、印象などをどんどん使ってみて覚えて、すぐに引き出せるようにしておくことがミックス上達、時間短縮につながります。


後日、また別のパートでも記事を書こうと思います。



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