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レコーディングの進め方について②ベース編

前回のブログではドラムレコーディングについて書きました。


今回はベースのレコーディングから。


■ベース録り

ベースはリズム隊としてドラムと一緒に録音することもよくあります。

その場合は、1ブースのスタジオだとアンプを鳴らすと音がドラムマイクにもかぶってしまうので、ラインで録っておいて後でリアンプするか、2ブース以上のスタジオの場合はアンプも鳴らしてレコーディングできます。


・ベースのチューニング


これから録音する楽器と基準ピッチを合わせてチューニングします。ポップスなどでは440Hzが一般的ですが、ピアノや管楽器などを録音する場合は確認してそれらに合わせます。スタジオに置いてあるアコースティックピアノはスタジオによってピッチが違っていたりすることもあります。(通常はレコーディング前に合わせて調律します)


また、オクターブチューニングも忘れずにやっておきましょう。

ハイフレットを弾いた時にビビっていたりすると、ライブではそんなに気になっていなくてもレコーディングでは露骨に聞こえて目立ちます。


・アンプのチョイス


ベースアンプも曲に合わせて出したいものを選択します。

持ち込み、またはスタジオでレンタルになりますが、スタジオによって置いてあるアンプに違いがあります。


好みではありますが、よくある10インチ×4発のスピーカーよりも、15インチ×1発のスピーカーの方がマイキングでの位相ずれもなく、より深い低音が収録できます。

また、ヘッドアンプはスピーカーキャビネットの上で振動するため、下に毛布などをかまして置いて鳴らすことをオススメします。


・モニター調整


ベースもドラムと同様に、クリック、自分の弾いている音、ドラム、仮ギター、仮歌などを聴きながら演奏します。

特に意識するべきはドラムとの噛み合い、グルーヴです。


よくクリックに合わせにいこうとするプレイヤーを見かけますが、クリックは音源では鳴りませんし、それぞれがクリックに合わせていってもバンドとしてのグルーヴ、うねりは出ません。


また、こちらもありがちなのが、すでに録ったドラムに合わせて演奏した場合でも、あとからドラムのタイミングを補正すると、せっかく合わせて録る意味がなくなってしまいます。


もしドラムを修正するならば、REC時間内でもベースを録る前にしましょう。しっかりと納得のいくタイム感ができてからベースを録ります。

(タイミング修正は必須ではありませんし、肯定も否定もしませんが)


・部屋鳴り


エレキベースの場合、アンプへのマイクとラインをブレンドして使うのが一般的です。

部屋での鳴り、響きの影響は大きくありませんが、注意するポイントはあります。


ベースは特に低音が非常に大きなパートです。しっかりとしたレコーディングスタジオであれば対処済みだと思いますが、スタジオ内に置いてあるものがブルブルと振動して鳴ることがあります。

先述のようにヘッドアンプもそうですが、床が鳴る、ドラムセットが鳴るなど、音を出してみて共振するものがないか確認しましょう。


ベースにもテックがいますので、ベースやアンプチョイス、サウンド作りなど、不安な方はお願いしてみるのもプレイに集中できて良いと思います。



次回はギターRECについてです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


 

SHOGIN ENGINEERINGではオンラインミックスダウン、マスタリングをはじめ、レコーディング、ナレーションなどの整音作業、ピッチ補正、MVやトレイラー映像制作、楽曲アレンジ、チームによるバンドプロデュース、ミックスダウンやマスタリングのプライベートレッスンなどを行っております。

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