こんにちは。SHOGIN ENGINEERING レコーディングエンジニアの原です。 今回、昨年から準備を進めてきた企画、楽曲のマルチトラックデータの販売を開始しました。それに合わせて、このブログで複数回に分けて、同曲のミックスダウン解説をしていきたいと思います。
私がレコーディングエンジニアになりたいと思った時に、一番勉強になったと思ったものは、プロや他のエンジニアの録ったマルチトラックデータでした。
このデータをミックスダウンの練習素材とするのも良いと思いますし、各トラックの元音がミックスダウンによってどう変化していっているのかを聴いてみるのも面白いと思います。
この解説ブログで紹介するミックスダウンを一つの参考にして頂いて、自分なりのミックスを研究する材料としてもらえたら幸いです。
各記事へのリンクはこちらから↓↓ knit cap マルチトラックデータミックス解説 Link #1 楽曲、ミュージシャン、機材紹介 #2 各素材について
1. 楽曲、参加ミュージシャン紹介 knit cap / unifini
まず、この曲の参加ミュージシャン紹介です。
unifini
Vocal : miccoGuitar : 坂本昌也Bass : 田中優浩 Key : 小泉pat一郎Drum : 臼井博朗
作詞/作曲/編曲 : 坂本昌也
ミックスダウン : Yuuki Hara(SHOGIN ENGINEERING)
イベントの為に制作された音源を、今回の企画に使用させて頂きました。
2. 各パートの録音について マルチトラックデータに収録されたパートの使用機材などの紹介です。
トラックを聞く時やミックスしてみる際の参考までに、イメージして頂けたらと思います。
各パートとも、参加ミュージシャンの自宅スタジオでのセルフレコーディングとなっています。
●ボーカルマイク→BLUE Bluebird
●ギターエレキギター→PHYCHEDERYTHM PSYCHELONE CUSTOM Amp→Kemper Profiling Amplifier アコースティックギター→Martin D-35 マイク→AUDIO TECHNICA AT4040
●ベース エレキベース→Fender / Jazzbass '69 プリアンプ→Inner Bamboo Bass Instruments / Dual Bass Preamp D-II DI→Rupert Neve Designs / RNDI ケーブル→MAD PROFESSOR / RED Cable
●キーボードSynthogy『Ivory』」Steinberg『Halion Sonic』」 コメント : 好みで言えば、Ivoryで、生ピアノの空気感が好きです。 ただ、バンド・サウンドだと、少しふわっとするかな、と思い、 Hlion Sonicに入ってる、YAMAHAのアコピ音色で、やや低域にガッツリ感のあるものを混ぜていただきました。
●ドラムKick In - ATM25Kick Out - D112SD Top, Bottom - SM57Tom - ATM25Top - NT1000(?)
マイクプリはapogee Ensamble内蔵のものをメインに使用。
このように、ドラム以外は宅録環境で録ってますので、自宅でデモ音源などを作る時にも 何か参考になるポイントはあるかと思います。
次回より、トラックデータの解説に進んでいきたいと思います。
SHOGIN ENGINEERINGではオンラインミックスダウン、マスタリングをはじめ、レコーディング、ナレーションなどの整音作業、ピッチ補正、MVやトレイラー映像制作、楽曲アレンジ、ミックスダウンやマスタリングのプライベートレッスンなどを行っております。
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